喪中はがきが届いた時、どうすればいいか迷うことがありますよね。
私も、友人の祖父が他界された際、喪中はがきが届きました。
ある程度はマナーとして知っていたつもりでしたが、いざとなると
・返信の方法ははがきが良いのか、電話やメールでもいいのか。
・どのように返事を書けばいいのか。
・いつごろ返信すればいいのか。
などと、色々な事を考えすぎて、頭がパンクしそうになりました。
そして、頭がパンクした私は、「早く励ましの言葉を伝えたい」と思い立ちメールで返事を書いてしまったのです。
後から知ったのですが、これってマナー違反だったんですよね。
恥ずかしい思いをしました。
でも、この記事に書いてあることを参考にしてもらえれば、恥ずかしい思いをしなくてすみます!
失礼なく正しい方法で返信をすること、その中で、しっかりとお悔みの言葉も伝えることができるようまとめました。
喪中はがきの返信手段と書き方は
喪中はがきの返信手段として
- 喪中見舞い
- 寒中見舞い
が、あります。
喪中はがきの返事の書き方って難しいですよね。
普段使わない言い回しのオンパレード。
難しく感じる事も多いと思います。
私も初めて喪中見舞いや寒中見舞いの書き方を見た時は頭がくらくらしました。
でも、それぞれの書き方はある程度決まっていますので、そんなに難しく構える必要はありません。
それぞれの書き方と例文を見れば必ず書けます。
喪中見舞い
喪中見舞いの最初の文には
「この度はご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました」
などと入れるのが一般的です。
文中には
「喪中でいらっしゃいますので年頭のご挨拶は控えさせていただきます」
などの文言を入れる事で喪中はがきを了承した事に繋がります。
最後に、感謝の言葉や心情に寄り添う言葉、体を気遣う言葉を入れると自分の思いも伝えること
ができるため、相手に気持ちが伝わりやすくなります。
例文としては、次のようになります。
お手紙を拝見して初めて○○様のご逝去を知りました
遅ればせながら謹んでご冥福をお祈り申し上げます
喪中でいらっしゃいますので年頭のご挨拶は控えさせていただきます
お気を落とされていることかと存じますが
どうぞお体に気をつけて新年をお迎えくださいますようお祈り申し上げます
またお通夜や葬儀、告別式に喪中見舞いを書く前に参加している場合もあると思います。
そのような場合の例文はとしては、次のようになります。
○○様が亡くなられ寂しい年の瀬をお過ごしのことと思います
服喪中と存じ新年の挨拶は控えさせていただきます
お体にお気をつけ新年を迎えられますよう心よりお祈り申し上げます
自分が喪中見舞いを書くタイミングに合わせて書き方を変えるとよいでしょう。
寒中見舞い
寒中見舞いは
「寒中お見舞い申し上げます」
から始まり相手を気遣う言葉や自身の近況を入れ、日付を書きます。
相手を気遣う言葉を入れることでお悔やみの気持ちが伝わるため、必ず入れるようにしましょう。
例文は次のようになります。
服喪中と存じ新年の挨拶は控えておりましたがいかがお過ごしでしょうか
旧年中はひとかたならぬご厚誼を賜り誠にありがとうございました
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
令和○年○月
メールで喪中のお知らせを受け取ったときは
年賀状に代えて年賀メールを送る、という人が増えているようです。
その流れなのか、喪中はがきに代えて、喪中メールですませるという人もいるようです。
まだまだ少数派ですが、もしかしたら喪中はがきではなく、喪中メールが届くことがあるかもしれません。
喪中メールが届いた場合は、メールで返信してもよいかと思います。
この場合は、短めにお悔やみを伝えるといいでしょう。
また、送られてきた相手によって文を変えてもいいかもしれません。
・上司や年上の方からメールでお知らせが来た場合
謹んでお悔やみ申し上げます。
寒さ厳しい折、お体にお気を付けください。
・知人や友人の場合
謹んでお悔やみ申し上げます。
寒さが厳しいので体調には気を付けて、新年を迎えてね。
このように簡単に気持ちを伝えて下さい。
お悔やみを伝える時期
メールで返信をする場合には、すぐに返信してかまいません。
しかし、喪中はがきで知らせが届いた場合に、メールで返信するのは失礼です。
喪中見舞いか寒中見舞いで返信をすることになります。
それぞれの返信のなかで、お悔やみを伝えることになります、
どの時期に送ればいいのか、紹介します。
喪中見舞いを送る時期
喪中見舞いを送る時期に決まりはありません。
ですが、すぐに喪中はがきに返信をしたい時に使われる事が一般的です。
喪中はがきが届いてからなるべく早く出すことをお勧めします。
寒中見舞いを送る時期
寒中見舞いを送る時期は1月5日~2月4日です。
喪中の知らせが年始に届いた場合や、喪中見舞いを送る事ができなかった場合には寒中見舞いを送りましょう。
喪中とは知らずに年賀状を送ってしまった場合にも、寒中見舞いでお詫びとお悔やみを伝えることができます。
喪中はがきの返信は年賀状ではだめなのか
喪中はがきが来たけど年賀状を返したらだめなのかって思いますよね。
私も喪中はがきを初めて受け取った時はなぜ年賀状で返信をしたらだめなのかって疑問に思っていました。
実は喪中はがきが来たから年賀状を送ってはいけないという決まりはありません。
ただ、一般的にご親族を亡くした方に対して新年のお祝いを送るのは失礼だとして送るのを自粛することがマナーとなっています。
喪中はがきをいただいた方にお悔やみや励ましの言葉をかけてあげたいという気持ちがある方は正しい方法で返信する事をおすすめします。
どうしても年始の挨拶を送りたいというときには、年始状を送るのもよいでしょう。
マナーを守って正しい方法で返信する事で相手に喜ばれ、私のように恥ずかしい思いもする事を防げますからね(苦笑)
ご香典はどうすれば
喪中見舞いと一緒にご香典も送るべきかと悩む方もいると思います。
ご香典を相手に送る事で感謝すると同時にご香典返しに悩まれる方も多いそうなので、ご香典の選び方には注意が必要です。
相手との関係もありますが、あまり気を使わせないお線香やお菓子等のお供え物を送る方がよいでしょう。
私は友人の祖父が亡くなった時にはご香典は送らず、後日一周忌にお花を供えにいきましたがそれだけでご家族に喜ばれました。
ですので、喪中見舞いを送って後日改めて何かお供え物を持参するというのも十分喜ばれると思います。
必ずご香典が必要というわけではなく、相手との関係性を考慮してご香典が必要かどうかを判断しましょう。
まとめ
喪中はがきが届いた時の返信手段や返事の書き方、ご香典について紹介しました。
はがきでの返信手段は2つあるので使いたい場面に合わせて使い分け、ご香典は相手との関係や
相手の気持ちを考慮して必要かどうか判断しましょう。
正しい方法で返信することで相手に気持ちを届けることができます。
折角の気持ちもマナー違反となってしまうと、要らぬ感情を与えてしまうかもしれません。
互いに、気持ちよく関係が保てるようにしたいものですね。