あなたはお正月はどのように過ごされますか。
祝い事なので友人や家族とワイワイ過ごす人が多いのではないでしょうか。
私自身も家族や親戚と楽しい時間を過ごしています。
しかし世の中、生きていると残酷な物で突然の不幸がやってきます。
そして家族や親戚が亡くなるということがあります。
家族や親戚が亡くなると、とても悲しい気分になってしまいますよね。
私も悲しい気分になります。
今回は家族や親戚が無くなった時に、初詣に行くべきか、いつまでが喪中なのかということについて書いていきます。
悲しい気持ちは山々だと思いますが、この記事を読んで故人を偲ぶ為にも喪中期間のお正月をどう過ごすべきなのかも知ってもらえれば幸いです。
喪中の期間はいつからいつまで
喪中とは、故人の死に追悼の意を示し、自らの行動を慎むために喪に服している期間のことです。
追悼の意を示しということは、故人に対して 悲しく思っているという気持ちを表すことです。
そして、楽しいことは慎んで、明るく過ごさない期間ということです。
喪中の期間は続柄・関係によって変わってきます。
- 夫・父母 13ヶ月
- 妻・息子・娘・兄弟姉妹・母方の祖父母・叔父・叔母・曾祖父母 90日
- 父方の祖父母・夫の父母 150日
- 養子 30日
喪中期間が1番長いのは父母・夫ですね。これは自分を産んでくれた両親、そして未だに残る男性優先のような風習から来ているのではと思います。
これは昔から根付いてきた しきたりが現代まで受け継がれている風習でもあります。
日本は古くからの風習が好きですよね。
ただ、今ではそこまで明確な数字を知っている方もおられず、ほぼ1年間を喪中期間と言っています。
亡くなって初めてのお正月はどう過ごすべきか
お正月といえばおせち料理やお雑煮等の特有の美味しい食べ物を食べて皆で楽しく過ごしたいですよね。
ワイワイ騒ぐのは良くないですが、おせち料理やお雑煮等の特有の美味しい食べ物を喪中に食べても良いか気になる人も多いのではないでしょうか。
結論は食べても良いです。
お雑煮は元々高級な食べ物として用いられており、お祝い事や記念日などの特別な日に食べるものでした。
しかし現在では一般的な食べ物として浸透しているので喪中の正月に食べても問題ありません。
ただし豪華にしてお祝いの雰囲気を出す事は避けるのがマナーです。
紅白色のかまぼこや花型にんじんなどは入れず、出来るだけシンプルにまとめたおせちやお雑煮を用意するようにしましょう。
美味しい食事を食べたい気持ちもあると思いますが、喪中期間は故人を偲ぶ期間でもあるので食事にも十分気を付けましょう。
喪中の場合は初詣にはいけないかも
お正月の恒例行事の一環としての初詣。新しい年を迎えたら行きたいですよね。
喪中期間だから初詣に行けないと思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし初詣に関してはお参り先が、お寺であるか神社であるかで考え方が異なります。
喪中の期間は神社への参拝は避けるべきです。
これは喪に服している側の問題ではなく、神社に喪に服している方が入ることが許されないという事情があるからです。
仏教ではお葬式や法事・法要をお寺で行うことがありますが、神社では結婚式などはするもののお葬式などを神社で行うことはできません。
そのため、故人の死を悼むための期間である喪中に、神社に足を踏み入れたり参拝したりすることは禁じられているのです。
そういうことから、喪中の期間は神社への参拝はできませんが、喪が明けた後であれば参拝することができます。
正式には神道においての忌中である50日が過ぎれば参拝可能だとされています。
忌明けを迎えてけがれが晴れている状態であれば、神社への初詣も問題ありません。
お寺へのお参りなら大丈夫
喪中期間にどうしても初詣に行きたいのに諦めるしかないか、せっかく楽しみにしていたのにと思う方の為に初詣に行く方法が残っていますので紹介します。
お寺へ初詣に行く事は故人へ挨拶するという意味で喪中でも忌中でも問題ありません。しっかりと故人にも挨拶をして、自分の新年の抱負もお願いしましょう。
まとめ
今回は、喪中の期間はいつからいつまで? 亡くなって初めてのお正月はどう過ごすべきか 喪中の場合は初詣にはいけないかも お寺へのお参りなら大丈夫なのかということについて書きました。
喪中期間のお正月はなかなかワイワイ出来なくて辛いですよね。
しかしそれもお世話になった故人の為と思い、天国での故人の活躍を祈ってお正月を過ごしましょう。
そして喪中期間が過ぎればまた楽しいお正月を迎えられるように、喪中期間のお正月に適した過ごし方をしましょう。
喪が明けるまでは神社への初詣はNGだけど、お寺への初詣には行けることがわかってもらえったと思います。
私も喪中の期間は、神社への初詣を控えて、行くとすればお寺のほうに行こうと思いました。